
幼稚園ママの働き方について考えてみよう。
働き方改革と良く聞きますが、
単に働き方と言っても、立場や環境が違うと改革以前に働き方への考え方が異なります。
ステッププランは、常に女性の働き方について一緒に試行錯誤して行きます。
今回は、「幼稚園ママの働き方」について考えてみたいと思います。
ステッププランについてはこちら➡https://hifumian.com/stepplan/
まずは幼稚園について知ろう
単に子供を預ける場所として考える人はいないと思いますが、
幼稚園と保育園では行政の管轄も違ってきますし、
活動内容も基本的には違います。
幼稚園と保育園
単純に経験から感じた分け方として、
お昼寝➡幼稚園はない、保育園はある。
が一番わかりやすいのですが、
他にも、幼稚園➡先生、保育園➡保育士、とかもあります。
また、保育園は、産休明け(生後2か月)からの受け入れが可能ですが、
幼稚園に入園することのできる者は「満三歳から、小学校就学の始期に達するまでの幼児」と定められています。
しかも、幼稚園は基本的に4時間のお預かりと法律でも決められています。
私立と市立
幼稚園でも保育園でも、
公的な組織の中にあるものや、
私財を投入しての園や、
大学・高校・中学・小学校の付属もあります。
2005年(平成17年)現在、日本には13,949の幼稚園があり、うち国立49園、公立5,546園(うち都道府県立5園、市町村立・組合立5731園)、私立8,354園(うち学校法人立7255園)である。また、小学校や大学等に併設された併設園と独立園がある。(小学校に併設されている場合は比較的小さい園で特に公立に多く、大学に併設されている場合は教育学部附属の場合が多い)
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
ママが働く理由について知ろう
ママがこどもを預けて働くにはどんな理由があるのでしょう。
私自身が長年の保険会社での採用・人材育成、
そして、ひふみ杏を通してバックアップしてきた女性達からの意見を思い出してみました。
ママだってやりたい事がある
決して子育てが嫌な訳じゃない。
自分のお腹を痛めて生んだこどもだから一緒にいたくない訳ではない。
でも、ママだってやりたい事があるんです。
結婚・妊娠・出産前のママに戻る
学校を卒業してずっと続けてきた仕事。
結婚しても続けてきたけど、やはり妊娠出産に伴いお休みを余儀なくされた方もたくさんいらっしゃるかと思います。
職場の方に恵まれて、産後すぐに戻りたいと思う女性も多いです。
そして、それは必要とされている実感も充分にあるからだと思います。
自分自身のスキルアップはずっとしたい
独身時代の様にバリバリ働く事は今は出来ないかもしれません。
でも、少しづつ、世間に取り残されない程度にスキルアップしておきたい。
妊娠・出産で自分自身の目標を諦めたくないからチャレンジしたいと思う女性も増えてきました。
お金はないよりあった方がいい
もちろん、働く=収入です。
家計の足しになるならいい
消費税増税、物価上昇、お家も建てたいし、
新しい車で家族ドライブ、旅行も楽しみたい。
一家の大黒柱一人で働くより、少しでも二人で働けば収入が増えていきます。
これからかかる子供の教育費
確かに収入も増えるけど、幼稚園の費用なども増えます。
こどもの成長に伴って、教育費も増えていきます。
だからといって教育ママゴンのようないい学校に行かせるための教育費ではありません。
幼稚園の1年間の学習費
公立幼稚園 私立幼稚園 教育費 120,546円 318,763円 給食費 20,418円 29,924円 1年間の教育費 140,964円 348,687円 参考:文部科学省「子供の学習費調査 平成28年度」より
幼稚園に通うだけでもこれだけの金額がかかります。
その他、園外学習費、いわゆる習い事にもお金がかかります。
公立幼稚園 私立幼稚園 補助学習費 家庭内学習費 12,536円 12,966円 家庭教師費など 2,514円 3,656円 学習塾費 7,216円 9,103円 その他 511円 372円 その他の園外活動費 習い事・体験活動など 70,206円 107,608円 園外活動費(1年) 92,983円 133,705円 参考:文部科学省「子供の学習費調査 平成28年度」より
みなさんにもお伝えしたいのが、
「こどもが何かをやりたい!と言った時、お金がないから諦めなさい!とは言いたくない!」
実は働くママが考える教育費は、この想いから来ているんです。
自分が欲しいものは自分で買いたい
私の知っているママさんで一番悲痛な想いを打ち明けてくれたのが、
「毎月の生理用品を買うのに、同居しているご主人のお母さまからお金を貰う」
という生活を続けていた方です。
まぁ、ここには他にも問題があるのですが、
自分の体の為にどうしても必要なものさえ、誰かの許可がないと買えない状況をやめたい!
決して、ブランド品を買う為だけに働く訳ではないんです。
ママはどのように働く?
では実際にどのような条件下でママは働いていくのでしょう。
働き方の種類って?
ここでは一般的な働く条件を一緒に見てみましょう。
以下 総合人材サービス ランスタッド HPより抜粋します。
正社員とは?
「正社員」は、一般的に労働契約に期間の定めがなく、就業規則に明記されている所定労働時間がフルタイムの直接雇用の社員をいいます。
契約社員、嘱託社員とは?
「契約社員/嘱託社員」は、労働契約に期間の定めがあります。業務内容としては、一般的に、非正規社員の中でも専門性を持っている方や、勤務時間がフルタイムなど、正社員に準じた働き方といえるでしょう。
また、嘱託社員は、定年退職後の再雇用された労働者のことを指すケースが多く見られます。パートタイマーとは?
「パートタイマー」は、主に主婦層の方向けの短時間勤務と業務内容を設定していることが一般的です。
扶養範囲内での勤務を希望する方も多く、企業は、例えば子供が学校に行っている9:00~15:00などの短時間勤務を設定して、採用をしています。
最近は、パートタイマーの中から正規社員登用を行っている企業もあり、家庭の状況に合わせて、社内で雇用形態を変えることができる企業も増えてきています。パートタイマーの働き方を検討している方は、先を考えて正規社員登用制度がある企業を選ぶのも一案です。アルバイトとは?
「アルバイト」は主に学生やフリーターなど、時間的に都合がつきやすい層を対象としている企業が一般的です。
パートタイマーの主婦層が、子供が学校へ行っている間の勤務時間設定が主とすると、学生やフリーター対象のアルバイトは、授業が終わった夕方から夜、または休日の勤務設定が多く見られます。担当する業務は比較的単純な作業が多く設定されています。派遣社員とは?
「派遣社員」は、勤務する企業の直接雇用ではなく、派遣元企業(派遣会社)と雇用契約を締結し、派遣先企業で業務を行います。給与や勤務・労働条件は、派遣元企業によって異なり、派遣社員という同じ雇用形態で机を並べて同じ業務を行っていても、派遣元会社が違えば条件が違うこともあります。
また、非正規雇用の給与は、多くは時間給で設定されています。ただし同じ時間給でも、通勤費の確認が重要です。直接雇用は別途実費支給、派遣社員は時間給に組み込まれている、ケースが多く見られます。
「扶養範囲内」で働きたいというママさんも多いですよね。
その為にパートタイムを選択する方もいらっしゃいます。
この考え方については、こちらの記事がわかりやすかったので要チェック!
➡パートの扶養範囲とは? 扶養から外れたらどうなる?基本をご紹介!【社労士監修】
働く幼稚園ママの一日
上記のような働き方を選択していくには、
幼稚園ママの一日がどのような流れになっているかも重要です。
その中でどのように仕事を選択していくかがポイントになります。
ここでは、パートママの例をあげてみます。
朝
家族より少し早めに起きて、
身支度、朝御飯の用意、
こどもの幼稚園の準備、洗濯、掃除。
もちろん、こどもが起きてくればその相手もしなければ…
旦那さまを見送って、バタバタと片付けて幼稚園に送る時間!!
あっという間に時間は過ぎて、
10時からのパートに間に合うようにダッシュする。
昼
幼稚園のお迎えは思っている以上に早いので14時までのパート。
お昼休憩という程の休憩はないので軽くお昼ごはんを食べる。
そして、後半の業務をこなして14時過ぎに職場を出て一路幼稚園のお迎えに。
夕方
お迎えに行った帰りに、
こどもと一緒にお買い物。
おやつは手づくりの物を食べさせてあげたいから家に帰って急いで作る。
おやつを食べてるこどもを見ながら、
洗濯物を片付けて、掃除をして、
夕食作りが始まる。
もちろん、遊んでほしいこどもと戯れながら。
少し大きくなると、ここで習い事への送迎も入ってくる。
夜
こどもにご飯を食べさせて、
お風呂に入れて、明日の準備をしながら寝かしつける。
旦那さまの夕飯の準備
そして片づけ…。
色々な家事育児に追われながら、
自分の時間を持つことも減って一日が終わる方が多いのが現状でしょう。
幼稚園ママが働くためには…
さて、幼稚園ママが働く為にはどんなことに気をつけたらいいのでしょう。
働く時間が短い!
先ほどの幼稚園ママの一日をご覧頂いてわかるように、
かなり時間に追われ、しかも、まとまった時間が取れるのも少ないですね。
そうなると、短時間のパートタイムでの勤務に限られてきます。
朝や夜の時間をうまく利用するのもひとつの手です。
早朝や夜の勤務は、時給も高単価なものが多い為、
短時間で高収入もあり得ますね。
でもこどもがいるから出来ない!
幼稚園のお迎えに間に合わない!
幼稚園の休みは長いから仕事が出来ない!
でも、待機児童問題もあり、保育園に預けたくても預けられない
市など行政でやっている保育ママ制度や幼稚園の預かり延長などを利用してみませんか?
長いお休みは、旦那さまにも協力してもらいながら、託児サービスを利用するのもひとつの手ですね。
やりたい仕事に就けない!
これは全員に言える事ではないかと思いますが、
限られた時間の中で効率よく仕事を探すためには、
100%自分が満足出来る職種に就ける可能性は低くなります。
その中でも嫌々仕事をするのではなく、
その仕事の中で、今後の自分の中で役に立つものや考え方を見出す事も必要です。
今自分がしているこの作業は、将来やりたい〇〇のこの作業に役に立つ!
こんな風に発想を変えてみましょう。
自分の時間がとれない!
幼稚園ママに限りませんが、
とにかく時間に追われてしまう感じが毎日の生活の中であり、
ふと気づいた時に、自分は何をしているのだろうと自問自答してしまいます。
やりたい仕事に就けないどころか、自分自身の為の時間がない。
その為に小さな小さな不満がどんどん溜まってきてしまいます。
でも本当に時間がありませんか?
一日の自分の活動を書き出してみると、意外にも隙間時間はたくさんあります。
隙間時間を利用して出来る事を探してみましょう。
3分あったら…英会話のワンフレーズを覚える。
5分あったら…SNSでフォローしている人へコメントを入れる。
5分あったら…好きなお店の情報を集める。
10分あったら…ストレッチをしてみる。
10分あったら…珈琲や紅茶を丁寧に入れてみる。
意外に色々な事が出来るかもしれません。
幼稚園ママが働くために…
私が女性のスタートアップを応援するにあたり一番重要視するのが
「デメリット・ネックになってる事」
この、問題点を小さい事から大きな事まで羅列し、一つ一つ潰していきます。
意外にもこのネックとなっている事は、「やらない言い訳」だったりします。
出来ない理由を並べ立てていくより、
今自分に出来る事をひとつでも多くしていく事が重要なんです。
その為にも自分自身の生活スタイル・将来の夢など、1人で思い悩む前に一緒に考えてみませんか?
ひふみ杏は、全ての女性のチャレンジを応援しています。
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